

長い間スポーツをやっていた人が突然やめると太ってしまうことがよくあります。これは、スポーツをしていた当時の食習慣を、スポーツをやめて以後もつい続けてしまうことが原因である場合がほとんどです。私たちのからだけどんなにダイエットをしても、あるいはどれほど運動をしても、脂肪細胞が減ったり、なくなったりすることはありません。たとえば運動でおなかの脂肪が減ったように見えても、それは脂肪の細胞ひとつひとつの大きさが縮んだだけで、その数はほとんど変化していないのです。ですから、長い問続けていた運動をやめると急に太ってしまうということが起こるわけです。こうした場合でも、脂肪吸引はもちろん可能です。むしろ大変効果的な手段といってもよいでしょう。というのも、ダイエットや運動でも減ることのない脂肪細胞の数を、吸引することによって根本的に減らしてしまうからです。よく「いくら食べても全然太らない」という人がいます。そういう人は、もともとの脂肪細胞の数が少ない人で、これは体質的なものなのです。ですから脂肪吸引でそういう体質に近づくと考えていただければわかりやすいかと思います。
「医療の分野の先生方と強い絆をつくり、人間の幸福について語り合いながら、最良のサービスを提供することがエステティックの本業である」私は日ごろ、この言葉を繰り返しています。「この一点にこそ、我あり」です。日本にエステティックという新しい事業が根を下ろして十数年回、私もそう思い続けてきたからです。エステティックが、さまざまな角度から求め続けてきたものは、女性本来の美しさです。欠点を隠すだけでなく、まったく違ったものにつくり替えるのではなく、個人対応の美容として、ひとりひとりが生まれながらにもっている美しさを引き出すことでした。それがエステティックの本業であると考えてきたのです。
一つは医の倫理問題です。いわゆる道徳的な倫理だけではありません。技術的に可能であることと、やってもよいということの間にはギャップがあり、医学の進歩とともにそのギャップは深まるばかりです。これを埋めるべく努力をしても、技術の進歩があまりにも早く、そのギャップは深まる一方なのです。そこに橋を架けることもまた、医の倫理であるという考えです。また、美容整形外科は根底に文化の問題をはらんでいます。美の基準一つとっても、国により時代により、また人によりさまざまで、「医療」の範曙からは思い切りはみだしています。いま感じていることを一言で表せば、「美容外科とは美を求める人間の執念と、造形の魔力に影かれた形成外科医とが織りなす、矛盾をはらんだ人間模様であり、社会現象である」ということです。
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